先日、片手でタイピングできるウェアラブルデバイス「TAP」がついに家に届き、ウキウキで使ってみたのですが操作が難しく、全然素早くタイピングできませんでした。
その時の記事はこちら。
片手でタイピングできるウェアラブルデバイス「TAP」
そもそもそんなに素早くタイピングするためのデバイスでもない気もしてきたので、タイピングは遅くても場所を選ばず文字を打つことができ、手元を見る必要のない状態が嬉しいのはどんな時なのかと考えてみました。
そこで思いついたのが、発音が困難な方がコミュニケーションを取るために音声を読み上げるアプリをTAPで操作すること。
とりあえずアプリを作って動かしてみようと思い、以下の2つの機能で実装してみました。
- 打ち込んだ文字を読み上げる
- ショートカットを登録して、特定の文章を簡単に読み上げれるようにする
作成したアプリがこちら。
例えば、「!o」と打ち込むと「Thank you」と読み上げ、「”a」と打ち込むと「Excuse me」と読み上げられます。
これは結構使えるかもしれない。
実際に操作している様子はこちら。
ショートカットのキーを「!」や「”」など日常では使わないキーにし、さらにTAPで入力しやすいキーを選べば簡単にショートカットを呼び出せるので、簡単な意思を伝えるだけであればスピーディーにコミュニケーションが取れそうです。
フリーテキストで文字を入力する場合には、もちろんキーボードで手打ちする方が早いのでTAPを使うメリットは低いですが、TAPでのショートカットを使ったコミュニケーションであれば、画面ではなく相手を見てスピーディに意思を伝えられるので、より良いコミュニケーションになるような気がします。
アプリの画面には履歴も表示していますし、唇アイコンも動いています(笑)ので、アプリを首からぶら下げて相手に見えるように使うとかしたらさらに良いかもしれません。
Akihiro Tanaka
In 2013, I met Bitcoin and started to work on blockchain-related development in 2018, developing an entertainment DApp for underground idols, a blockchain analysis tool, and an STO platform.
Currently, I am working as a Smart Contract Engineer at Secured Finance, developing a DeFi product.
WEB: https://tanakas.org/
最新記事 by Akihiro Tanaka (全て見る)
- Euler Financeハッキング事件はなぜ起きたのか - 2023-04-19
- Upgradeableなスマートコントラクトは分散化していると言えるのか - 2022-12-01
- ERC1167(Minimal Proxy Contract)で実装するERC20のFacrotyコントラクト - 2020-01-02